カウンセラーからのメッセージ

 新聞の「今日の言葉」に、「悲しみを全て吐き出さなければ、本当の幸せは訪れない」というのがありました。

 人はいろんな「思い」を抱えて生きているんですよね。そのために、ある時には誰かと衝突したり、またある時は相手のことを考えて自分を抑え込んだり、さらには自信を無くして自分を見失ったり……。こんなことを積み重ねていると誰だって心が折れてしまいます。だからこそ、そんな自分の「思い」をどこかで吐き出すことが必要なんです。

 と言っても、どこでも吐き出せるわけではありませんよね。もしよかったら、私どものところに来て吐き出してみませんか。全く関係のない、知らないところだからこそ言えるということもあるような気がします。また、そんな形式張らなくとも、一緒にゲームをしたり、身体を動かして遊んだりしているうちに自然に自分の「思い」が出てくるということもあります。

 でも、今の自分はどこにも出たくない、ということもありますよね。それはよくわかります。

 さて保護者の皆さん、ここからは皆さんの出番です。子供さん方が外に出たくないというのであれば、その代役を保護者の皆さんが担いましょう。私どもと一緒に話し合っているうちに、保護者の皆さんの中にも気付きが生まれるはずです。そしてそれは、少しずつですが、じんわりと子供さん方にも伝わっていきます。それが伝わるに従って、子供さん方は必ず動き出します。子供さん方の一歩は、そこから始まるのではないかと思います。

 小・中学生の皆さん、そして保護者の皆さん、私どもと一緒に語り合いませんか。