大学生の声~大切な場所

 クラーク高校の1年生だった時から、ステップひろばにボランティアとして関わってくれた美悠さんが大学生になった今も、ボランティアを続けてくれています。そんな美悠さんに、ステップひろばへの思いや今後の目標を聞きました。

 私自身も中学時代、不登校を経験しました。学校に行けない、行きづらい……そんな小中学生にとって、「自分の居場所」があることが、どれだけ救いになり、どれだけ、必要なことなのか。その大切さを、身をもって感じてきました。だからこそ、自分の経験をただ「つらかった」で終わらせるのではなく、今度は、自分があのときに求めていたような居場所を届けたい。そんな思いで、ステップひろばのボランティアをはじめました。

 ステップひろばは、小中学生の居場所であると同時に私自身の居場所でもあります。日常の中で、ふと感じる「孤独感」を癒してくれる、温かい場所です。
 私は、支える側ではありますが、自分自身も、スタッフの皆さんや子どもたちに日々、支えられていると感じています。
 ステップひろばは、小中学生にとっての居場所であり、私にとっても、なくてはならない大切な場所です。

 今年は、高校時代のように、さまざまなことに積極的に挑戦すること。そして、その経験を通して、人としても成長していきたいと思っています。
 将来はまだ明確ではありませんが、どんな未来になったとしても、自分の経験や思いを活かして、人の心を救えるような人になることが、私の、いつまでも変わらない目標です。