高校生のことば

 ステップひろばでは、大学生や高校生がボランティアとして一緒に活動してくれています。先週、1人の高校生がこう言いました。「今、進路があって忙しいけれど……先生、ボランティアがしたいです!」と。聞いてみると、ステップひろばで小学生からもの凄いエネルギーを感じていて、逆に自分が励まされているようだと話してくれました。

 臨床哲学者の鷲田清一さんが『臨床とことば』という本の中で新人ナースと高齢な患者のエピソードを書いていますが、高校生のことばは、ちょうどそのエピソードに重なるように思いました。ステップに来る小中学生と、ボランティアの大学生・高校生がお互いに意味のある存在で、力になっているようです。