ちがっていいんだよ

 冬が来たぞ、とさけんでいるような強い風が吹く中、教室の中にはいろんな姿があります。

 入試に向けて計算問題に励む姿、はじめてのマインクラフトを楽しむ姿、高校生や大学生とスマブラの真剣勝負をくり広げる姿。それぞれが自分のちがった時間を過ごしています。

 先日、2023年度の不登校児童生徒数の発表がありました。県内では小学生の57人に1人、中学生の16人に1人があてはまります。新聞でもいろいろな例が紹介されています。インクルーシブ教育に救われたという例、特色ある通信制に救われたという例、……。今、土曜日に放送されているドラマ『放課後カルテ』にもずいぶん心を動かされ、考えさせられます。

 そこに共通してあるのは、1人1人を分かろうとする大人がいるかどうか、そして、みんなちがっていいんだよ、という安心感があるかどうか、そして正しい見立てがあることではないでしょうか。

 「ちがっていいんだよ」、ステップひろばはそう言える場所であり続けたいと思っています。