youtuberからメッセージ

 ゲーム実況youtuberとして活躍中で、先日、ステップを手伝ってくれた佐藤諒君にメッセージをもらいました。

 はい、まずはこのようにして、僕が何かメッセージを伝えることで、誰かの将来を代弁することは正しいのかなと思うことがあります。
 というのも、普通とは異なる生き方をしてきた人って、みんな多分一度は「将来どうするの?」という質問をされて、何だか嫌だなぁという気持ちになった事があると思うからです。
 この「将来どうするの?」って、とてもズルい言葉で、その質問をした相手は別に私の将来を私よりも良く理解しているという根拠は何もないんだけど、質問をされた方はなんだか相手の方が自分の未来のことを良く分かっているような感じがして・・・しかもその上、自分の方は将来について何か語る事、立証することを求められるポジションに立たされるわけです。

 でもよくよく考えると、「普通の生き方」をしている人でも、将来の事を分かってる人って案外いなかったりする。実際に大人でも、過去の自分が「将来自分はこうなるに違いない」と予測してたことが当たった人なんてほとんどいない。3年前くらいの予想ですら的外れであることが多い。

 にも関わらず、なぜか「普通ではない生き方」をする人って、「普通ではない生き方をするのはいいけど、それなら将来どうするの?」という風に、その生き方に暗黙の条件付けのようなものが課されてしまっているということがいまだに多い。これが現代に生きる僕たちの悩みなのかなと思います。

 それは「学校行かなくて将来社会でやっていけるの」というネガティブな形を取る場合もあれば、「そんなにゲームが得意なら将来プロゲーマーになればいい」というようなポジティブな形を取る場合もありますが、どちらも今現在の自分のあり方が、将来というものに拘束されているという意味では共通しています。

 今は「多様性」とか「個性」という言葉で、昔は認知されていなかったような色んな生き方が認められるようになりました。それと同じように、この「生き方に対する暗黙の条件付け」の暴力性にみんなが気づいて、本当の意味で自由な生き方ができるようになってほしいな、と僕は願っています。

 たぶん、10年後~20年後くらいには「あれ、こう考えた方が生きるの楽じゃん」って、みんな思うようになってると思いますよ、きっと。